江戸湊エリアの文化資産考察 ―人と水辺の関係性構築に向けた展望

  • 大学院研究員

大塚 匠
鈴木 健
中上 俊介
藤田 恵弥子
柳原 茜

研究概要

※関東都市学会2023年9月研究例会での発表概要
本研究は、現在の東京都中央区隅田川河口域にあたる新川・佃・湊一帯、かつて江戸の港湾機能の要所であった「江戸湊」を対象とし、地域固有の課題に対して地域の水辺にまつわる文化資産利活用での解決を考察した。水辺というくくりで地域の歴史を遡ることで、現在の行政区単位では見えてこない地域の独自性と文化資産を規定、地域に新たなまとまりを生み出すことを目指す。アンケート及びインタビューに基づき、地域住民は自然との触れ合いを希求しながらも、地域の水辺との関係や意識が分断されているという地域固有の課題を抽出。その課題解決に江戸湊特有の文化資産を活用し、水辺と地域がシームレスな関係性になるきっかけを与え、コモンズとしての水辺が形成される未来像の提案を試みる。

今後の研究活動

研究例会への対面参加によって、多くの先生方から貴重なアドバイスや指摘をいただくことができた。課題や深めていくべきポイントも浮かび上がってきたので、今後はそれらを調査・研究しながら、学会誌への投稿を目指して論文執筆する予定である。