「仲間ごと化を介した自分ごと化」に関する研究

  • 大学院研究員

仲井 亜紀子
小畠 彩香
湯川 晃平
酒谷 雅典
村 真之介
浅井 由剛
早川 克美

研究概要

本研究は,一見自分からは遠い問題を自分ごと化するメカニズムを明らかにし,自分ごと化を促進する手法を検討するものである.社会課題を自分ごと化している方への調査結果より,仲間からの影響で自分ごと化が促進されているという仮説が導き出され,「仲間ごと化を介した自分ごと化」モデル(NKJモデル)を開発した.モデルを基にワークショップで検証した結果,参加者の85%が,仲間からの影響によって自分ごと化をしていたことが実証され,自分ごと化するメカニズムには,仲間からの影響があることが示唆された.

研究活動と成果

日本教育工学学会 ポスター発表

今後の研究活動

本研究では,NKJモデルの検証を通じて,「仲間ごと化を介した自分ごと化」の有用性を示すことはできたが,より良い社会を創るためには、実証したモデルがどのようなテーマや手法においても有用であることを示す必要がある.その為には,今後は社会課題等の自分達から遠いと感じるテーマにおいても適応できるように,モデルの改良を計りながら汎用化を検討していく.